アロマバスの効果
アロマを入れたお湯に浸かることで、立ちのぼる香りだけではなく、皮膚からもエッセンシャルオイルの有効成分を取り入れることができます。しっかり身体が温まり、リラクゼーション効果も抜群です。
また、湯船に浸かりながら肩こりやむくみなどの気になる部分をトリートメントすると、相乗効果を得ることができます。
アロマバスの方法
エッセンシャルオイルは水に溶けないので、基材に溶かして水馴染みを良くさせましょう。
天然塩に混ぜる
塩には発汗作用や保湿効果があるので、むくみや冷え、肩こりの解消にも効果的で、エッセンシャルオイルとの相乗効果を期待できます。
塩は精製された“食塩“ではなく天日干しのものが1番ミネラルを豊富に含んでいるためおすすめです。また、粒子が細かいものの方がエッセンシャルオイルと混ざりやすく、お湯にも溶けやすいです。
ハチミツに混ぜる
ハチミツは保湿効果に優れており、肌を柔らかくするエモリエント効果があるため、角質を取り除き肌をすべすべにしてくれます。また抗炎症作用があり、肌の調子を整えてくれ、敏感肌にもオススメです。
キャリアオイルに混ぜる
乾燥肌が気になる方は基材を変えることで改善が期待できます。
キャリアオイルは水に混ざりにくく、しばらく手でかき混ぜる必要がありますが、全身がしっとりとオイルのベールに包まれたようになり、乾燥が気になる時や冬場にオススメの方法です。
キャリアオイル5mlは浴槽15Lの目安ですが、オイルは水面に留まるのでお湯の量に合わせて増やすことはしなくて良いと思います。
アルコールに混ぜる
脂性肌が気になる方はさっぱりとした使い心地を得られますが、アルコールアレルギーや敏感肌の人は使用に注意しましょう。
全身浴と半身浴
全身浴では1~5滴ほどのエッセンシャルオイルを基材に混ぜるのが基本です。リラックスしたい時は約38℃、気持ちを引き締めたい時は約40〜42℃のお湯に短時間入るようにするのが効果的です。
半身浴では、みぞおちくらいまでのお湯に1~3滴ほどのエッセンシャルオイルを基材に混ぜるのが基本です。心臓への負担が少なく、長時間かけて身体を芯からゆっくりと温めることができます。また、発汗作用で代謝を高める効果があります。上半身が冷える時は、乾いたタオルを肩にかけましょう。
部分浴
身体の一部だけをお湯につける方法で、手軽に効果を得られ、体力の消耗も少ないので病中・病後でも取り入れることが簡単です。また、蒸気吸引後のぬるくなったもので部分浴をするとより効果が期待できるので効果的です。
手浴
洗面器に張ったお湯にエッセンシャルオイルを1~3滴垂らし、両手首までお湯につけて身体を温める方法です。とても簡単で、5~10分ほど温めるだけでも、血行が良くなり、冷えや肩こり、頭痛、眼精疲労にも効果が期待できます。
両ひじをお湯に入れる「ひじ浴」もオススメです。
足浴
足湯用の少し大きめの容器にお湯を張り、エッセンシャルオイルを1~3滴垂らし、両足首より上までしっかりつけます。全身浴と同じくらい身体を温める効果があり、血行を促進します。15分程が1番効果があると言われており、お湯がぬるくなってきたら、熱いお湯を足せるようにポットを用意しておくと良いでしょう。
座浴
大きめのたらいなどにお湯を張り、エッセンシャルオイルを1~3滴たらしてよくかき混ぜ、その中に腰を落として5~10分程温めます。全身を温める効果にすぐれており、冷え性や腰痛、生理痛や便秘などの下半身の不調にオススメです。
オススメブレンド
【リラックス】ラベンダー×カモミール
【リフレッシュ】グレープフルーツ×ローズマリー
【頭痛】ペパーミント×レモングラス
【偏頭痛】バジル×クラリセージ
【神経痛】バジル×ローズマリー
【不眠】サンダルウッド×ベチバー
【神経鎮静】ラベンダー×カモミール
【循環促進】サイプレス×ネロリ
【冷え性】マージョラム×ジンジャー
【発汗】サイプレス×マージョラム
【むくみ】サイプレス×パチュリ
【セルライト】グレープフルーツ×レモンユーカリ
【アレルギー】カモミール×ラベンダー
【免疫UP】ティーツリー×ローズマリー
【生理痛】クラリセージ×ゼラニウム
【生理不順】クラリセージ×サイプレス
【PMS】ゼラニウム×ラベンダー
【更年期障害】ゼラニウム×サイプレス
【乾燥肌】ラベンダー×ゼラニウム
【脂性肌】ベルガモット×イランイラン
【肌の炎症】ティーツリー×ラベンダー