基本情報
名前 | Peanut |
学名 | Arachnids hypogaea L |
和名 | 落花生油 |
科名 | マメ科 |
原産国 | アメリカ、オーストラリア、アジア |
抽出部位 | 種子 |
抽出法 | 低温圧搾法 高温圧搾法 |
特徴 | 重い感触で淡黄色 |
香り | 独特なピーナッツらしい香り |
浸透力 | 低く、遅い |
酸化 | 酸化しにくい |
植物の歴史
原産地の南アメリカ大陸では紀元前2500年前から食用として栽培されており、17世紀には多くの国で栽培が盛んに行われています。日本には江戸時代に持ち込まれました。オイルの生産は1800年代初期から始まったとされています。
植物の特徴
マメ科ラッカセイ属の一年草で、別名は「南京豆」です。草丈は25−50cm程で夏に黄色の花を咲かせ、その花が受粉し地面に落ちることで地中で実を作ります。
成分
不飽和脂肪酸 | オレイン酸 40-50% リノール酸 30% イコセン酸 1% パルミトオレイン酸 0.1% |
飽和脂肪酸 | パルミチン酸 10% ベヘン酸 3% ステアリン酸 2% アラキジン酸 1% リグノセリン酸 1% ミリスチン酸 0.1% |
ビタミン ミネラル | ビタミンE ビタミンB ビタミンK 亜鉛 鉄 コリン βトコフェロール γトコフェロール δトコフェロール |
効果効能
作用
アーモンドオイルやオリーブオイルに似ており、代替できる。加熱に強いです。
■乾燥性湿疹や慢性湿疹
鎮静作用があるため湿疹に効果的で、軟膏として良く使われています。
■鎮痛
筋肉痛や関節痛、リウマチの痛みを緩和してくれます。
■消化器系の不調
ピーナッツは消化器系に作用し、トラブルの鎮静や潰瘍を改善してくれます。
■不妊対策
ビタミンAとビタミンEが不妊症の対策に効果があると言われています。ビタミン類は抽出法によって含有量が変わってくるので、低温圧搾法で抽出された未成製の製品を選ぶと良いでしょう。
■火傷ケア
火傷の治癒を促進してくれるので、軟膏としてよく使われています。
■コレステロールの低下
服用すると血中のコレステロール量を低下し、動脈硬化の予防に有効です。加熱に強く、220℃まで形態が壊れないので、食用のピーナッツオイルは揚げ物などの料理にとても向いています。
■ヘアケア
フケに効果的。
肌タイプ
乾燥肌 | ○ |
敏感肌 | △ |
混合肌 | △ |
脂性肌 | △ |
壮年肌 | ○ |
アレルギー | △ |
注意点
ピーナッツアレルギーの人はNG
妊娠中、授乳中、幼児への使用は注意
相性の良いオイル
重くクセがあるので、他のオイルに少量をブレンドするのが良いでしょう。
オススメ使用方法
軟膏の調剤、石鹸作り、クラフトに