【ネロリ】交感神経を鎮める精油|効果効能と使い方

基本情報

名前 Neroli
学名 Citrus aurantium
(キトルス アウランティウム)
和名 ダイダイ
科名 ミカン科
原産国 極東原産
イタリア、フランス、チュニジア、モロッコ、エジプト、アメリカ
抽出部位
抽出法 1.溶剤抽出でコンクリート、アブソリュート
2.水蒸気蒸留法(副産物でオレンジフラワーウォーターとアブソリュートも)
特徴 1.褐色またはオレンジ色の粘質の液体
2.淡黄色の液体(熟成すると濃い色に)
香りタイプ フローラル(花系)
香り 1.もともとの花の香りに近い爽やかで温かいフローラルな香り
2.軽くフレッシュで清々しい優雅な香り
ノート ミドルノート
香りの強さ
成分 リナロール(34%)
酢酸リナリル(6-17%)
リモネン(15%)
ピネン、ネロリドール、ゲラニオール、ネロール、アントラニル酸メチル、インドール、ジャスモン
リナロール:抗不安

植物の歴史

17世紀イタリアのネロラ公国の王妃「アンナ・マリー・デ・ネロリ」から由来したそうです。悪臭がある革製品をネロリの香りで誤魔化したり、アンナ・マリーは手袋にマスキングしていたため「ネロリの手袋」として広まっていったとされています。

植物の特徴

ネロリはビターオレンジの花から抽出したものとされていますが、ビターオレンジはダイダイ、キノット、ベルガモット、ビガラードの総称です。ネロリは“ビガラード“という植物から抽出されている精油ことで、まれに、他の柑橘系の花から抽出された精油も“ネロリ“と称することがあります。

Orange bitter

ミカン科ミカン属の常緑樹で5m程の高さになる木に果実をつけます。枝にはトゲがあり、白い花が初夏に咲きます。耐寒性が高く広い地域で育てられています。

効果効能

心への作用

不安や鬱、緊張を和らげたりストレス症状に効果的です。落ち込んだり傷ついている時には精神を安定させてくれます。また交感神経を鎮めるため、深くリラックスすることができ、不眠症を改善してくれます。

体への作用

基本作用 消毒、殺菌、殺真菌、消臭
循環器系 動悸、循環不全、心臓強壮、循環強壮
筋肉系 鎮痙
関節系  
消化器系 慢性の下痢、疝痛、駆風、胃痙攣、食欲不振、神経性の消化不良
呼吸器系  
免疫系  
泌尿器系 月経前緊張症、月経前症候群(PMS)、更年期障害、催淫
神経系 不安、鬱、緊張、ショック症状、ストレス症状、穏やかな催眠、自律神経調節、神経刺激、感情の起伏

肌への作用

肌タイプ 敏感肌、壮年肌、乾燥肌
スキンケア きめを整える、シワ
 
症状 妊娠線、傷、糸状静脈、瘢痕形成

注意点

  • 車の運転前

オススメの使用方法

肌の新陳代謝を促進し、肌に弾力を与え、シワやたるみを防ぐ
慢性の下痢や消化器系の症状改善、循環不全などに効果的
心身を深くリラックスさえ、ストレスからくる身体の症状を改善

相性の良い精油

シトラスマンダリン
ベルガモット
レモン
レモングラス
ライム
メリッサ
フローラルラベンダー
ジャスミン
イランイラン

ローズ
カモミールローマン
ゼラニウム
カモミールジャーマン
パルマローザ
スパイシーコリアンダー
ウッディープチグレン
サイプレス
シダーウッド
ローズウッド
ハーバルローズマリー
アーシーサンダルウッド
パチュリ
バルサミックベンゾイン