市販の歯磨き粉は危険?
アメリカ人の友達に“フッ素入りの歯磨き粉は使うな!“と言われたことがあります。
え!?フッ素って歯に良いんじゃないの?
と、疑問に思ったのですが、調べてみるとアメリカで販売されている子供用歯磨き粉には大きく「フッ素フリー」と書かれていました。
また、WHOは1994年に「6歳以下の子どもへのフッ素洗口は強く禁止する。」と発表しています。
スウェーデン、ドイツ、オランダなど、95%のヨーロッパ諸国ではフッ素の使用を禁止。
アメリカはフッ素予防発祥地ですが、1990年半ばから、フッ素の人体に対する有毒性や環境に及ぼす影響について何度も議論が行われて、大きく認識に変化が出ており、60%の州で禁止されています。
他にも歯磨き粉には、合成界面活性剤、発泡剤などの合成化学物質が多く、
1日で体内に入れる化学物質量1位です。
ラウリル硫酸ナトリウム:掃除用洗剤にもよく使われており、舌の味蕾細胞を溶かしたり、粘膜に炎症を起こす可能性がある。口内の粘膜から吸収されて10秒程で血管から心臓へ達し、目の裏や肝臓、女性は子宮にも蓄積するとのこと。
サッカンリンナトリウム:人工甘味料で発ガン性があり、1度日本でも使用禁止になったもの。
酸化アルミニウム:脳に届くとアルツハイマーや記憶障害、味覚障害などを引き起こす危険性が高い。
手作りするメリット
メリットとして挙げると、この2点に限ります。
上記で述べたような身体に害を与える、化学物質を避けることができます。そして、そのような化学物質を排水口から地球に流すと環境に良くありません。
また、市販の歯磨き粉は箱やプラスチックで梱包されており、そのゴミを減らすことでエコにも繋がります。
安心な基剤の紹介
クレイ(ホワイトカオリン)
とても細かい微粒子なので滑らかなペーストができます。(グリーンクレイやガスールなどでも作れますが少し粗いです。)
汚れの吸着効果、歯石除去、虫歯予防、抗炎症作用があるので口内炎や歯槽膿漏にも効果的!結晶の薄い膜で歯をコーティングして保護してくれます。歯がツルツルになります。
パウダー状のまま歯磨き粉として使う方法もあるようですが、クレイには粒子を大量または長期的に吸い込むと、肺に溜まりやすいシリカを含んでいるので、お勧めしません。
ペースト状にして使うようにしましょう。
重曹
研磨剤の役割をしていて、ホワイトニング効果が。コーヒー・紅茶・タバコによる黄ばみも落としてくれます。また、酸を中和させ、虫歯を進行を防ぎ、ヌルつき予防に。口臭予防にもなります。
※重曹は研磨作用が強いので、少なめに配合する。または週2回ほどのスペシャルケアに使うことをお勧めします。
エッセンシャルオイル
微量ですが、精油の効果で免疫力UPも!
ティーツリー | オーガニック歯磨き粉にはよく使われていて、オーストラリアでは「歯医者の精油」別名も。 殺菌、寄生虫殺虫、ホワイトニング効果も! |
レモン | 口内炎、歯肉炎、口臭、抗菌、殺菌、収斂、消毒、爽やかな匂い |
ペパーミント | 歯痛、抗菌、口臭、収斂(禁忌:子供、つわり中) |
ラベンダー | 口内炎、抗菌、消毒、消臭、寄生虫殺虫 |
サンダルウッド | 口内炎、抗炎症、殺菌、収斂 |
植物性グリセリン
湿潤剤、自然の甘味料として使います。
精製水やハーブウォーター
精製水 | 精油を使う場合はハーブウォーターではなく精製水を使いましょう。 |
クローブウォーター | 抗菌、抗真菌、抗ウイルスに優れ、昔から虫歯の治療にも使われいました。 マウスウォッシュにしても○ |
ペパーミント | 抗菌、口臭、収斂、清涼感 |
フローラルウォーター | 味が好みの場合。(お子さん用など) |
ハーブパウダー
ドライハーブを擦ってパウダーにするのも○
クローブ | 殺菌、鎮痛作用があり、インドや欧米では昔から歯痛や歯肉炎のスパイスとして使われてきたスパイスです。 |
シナモン | 抗菌作用 |
タイム | 歯肉炎、殺菌、抗菌、酸化防止、膿傷、収斂(注意:高血圧) |
ローズマリー | 消毒、酸化防止、収斂、寄生虫殺虫(注意:癲癇、高血圧、妊娠中) |
セージ | 抗菌、収斂 |
ゲットウ | 抗菌、殺菌、消臭、抗酸化作用 |
キャリアオイル(植物オイル)
ココナッツオイル:抗菌、抗バクテリア、抗カビ症、ホワイトニング効果があり、虫歯菌をやつけてくれるという研究結果もあります。
活性炭
脱臭効果、汚れ吸着、抗菌作用、黄ばみを取ホワイトニング効果!
塩はおすすめしません
※塩は歯茎の収斂に効果がありますが、他の効果はあまりなく、粗い結晶が歯を傷つけてしまう可能性の方が高いのでお勧めしません。収斂作用なら精油で補えます!
レシピと作り方
私が気に入って何度もリピートしているレシピです。
1週間ほどで使い切れる量を作りましょう!
【道具】
乳鉢、マドラー、ゴムベラ、ビーカーや計りを用意しましょう。
①カオリンとグリセリンを混ぜます
②精油を入れ混ぜます
③グリセリンと精製水を混ぜて好みの粘度に
(マヨネーズより少し硬いくらいがオススメ)
④容器に入れ替えたら出来上がり
動画では実際に作りながら細かく説明をしているので、ぜひご覧ください!
その他のおすすめブレンド
*クレイ×精油
カオリン 大さじ2
ペパーミント(精油) 2滴
オレンジ(精油) 2滴
精製水 適量
*重曹×ココナッツオイル
重曹 大さじ3
ココナッツオイル 大さじ3
グリセリン 大さじ1
ミントウォーター 大さじ1
*重曹×グリセリン
重曹 大さじ1.5
グリセリン 大さじ1
はっか油 4、5滴
ハーブパウダー 小さじ1
他にもたくさん組み合わせ方はあるので、色々試してください!
感想
発泡材が入っていないため泡立たないので、最初は“磨けてるのか“と不安になりましたが、すぐに慣れ、今は泡立たない方が好きになりました。
また、今まで1ヶ月に1回はできていた口内炎が、クレイ歯磨き粉に変えてからの4ヶ月、1度もできたことがありません!朝起きたときの口の粘着きも改善されてきました!
注意点
オススメ歯磨き粉
手作りは1週間に1回程度、作らなければならないので、面倒な人はオーガニック歯磨き粉を購入するのもオススメです。
手作り歯磨き粉同様、発泡剤が入っていないジェルタイプのものが多いです。
インドのアーユルヴェーダの知恵を元に作られた歯磨き粉で、インドの伝承療法で使用されてきた20種類以上のハーブ&スパイスを配合。動物実験をしていないので、ヴィーガンの方でも安心して使用できます。
※不使用成分:フッ素、人口甘味料、ラウリル硫酸Na、パラベン、遺伝子組み換え原料、グルテン、合成色素、合成香料
北欧で有名なオーガニックブランド。水・炭酸カルシウム・ハーブエキス・エッセンシャルオイルのみのシンプルな歯磨き粉で安心です。
オーガニック歯磨き粉は発泡剤を含んでいない商品が多いので泡立たないジェルタイプが多い中、せっけんハミガキは発泡剤に酸化防止剤、色素、香料を含まない純植物性無添加石けんを使用しているので、泡立つのに安心して使うことができます。
※不使用成分:合成界面活性剤、サッカリン、防腐剤
皆さんにピッタリの、身体に良い歯磨き粉が見つかりますように!