石けんを作るメリット
世の中にはたくさんの石けんが売られていますが、成分表まで見ることはありますか?
実は、「無添加」という言葉には落とし穴があり、「旧指定成分無添加」という曖昧な定義上、指定されていない添加物なら入っていても「無添加」と表記することが可能なのです。
つまり、添加物入りの「無添加石けん」が売られています。
肌断食などをする場合などは特に、“石けん素地“のみで出来たシンプルな石けんを使うことが好ましいのですが、人によってはアレルギー反応やアトピーを酷くしてしまうなどの心配もあります。
要するに、自分のお肌に合った石けんを使うことが大切です。
材料と道具
- 石けん素地 100g
- ハーブ 2~5g
- 水(お湯) 15cc
- エッセンシャルオイル 20滴
- キャリアオイル 5ml
- 耐熱皿
- ビーカー
- ポリ袋
お好きなハーブやエッセンシャルオイルで自分に合った石けんを作りましょう。
キャリアオイルはハチミツでもOK。
今回は生活の木で売っている石鹸素地を使いました。溶かす必要もなく、簡単に作ることができるのでオススメです。
300gと1kgがありますが、自分用には300gで十分だと思います。毎日全身に使っても半年は保つでしょう。
今回のレシピ
ハーブ:ローズマリー 2g
ローズマリーは「若返りのハーブ」と呼ばれ、70歳のハンガリー王妃がローズマリーで作った化粧水を使っていたところ、隣国の20歳の王子に求婚されたという有名な話があります。抗酸化作用が強く、女性の心強い味方です。
消毒、皮脂バランス、ニキビ、湿疹、たるみ、収斂、ターンオーバー調節、瘢痕形成
精油:ローズマリー10滴
ラベンダースパイク10滴
ラベンダースパイクはラベンダーの中でも、皮膚に用いるのに1番適していると言われています。
炎症、ニキビ、皮膚炎、アレルギー、内出血、傷、シミ、日焼け、水虫、傷口
キャリアオイル:ヘーゼルナッツオイル5ml
ヘーゼルナッツはオレイン酸が豊富なので安定しているため、石鹸作りに向いています。また、保湿効果が高く、皮膚の再生を促します。
乾燥肌、脂性肌、ニキビ、皮膚バランス、肌の再生、保湿、収斂、アンチエイジング、皮膚や血管の活性促進、皮膚の柔軟性UP
作り方
- 耐熱皿にローズマリーの葉を入れる
- 15ccのお湯を耐熱皿に加える
(煮出す方法もあるが、今回はエッセンシャルオイルを使うのでお湯に浸けて放置) - ポリ袋に石けん素地を入れる
- 2のハーブ液の水分だけを加える
- ポリ袋をもみ、よく混ぜる
⚠︎水分が多すぎると泡立ってしまうので注意 - エッセンシャルオイルとキャリアオイルを加える
- ポリ袋をもみ、よく混ぜる
- ローズマリーの葉を入れ、よく混ぜる
- かたちを整える
- 3日程乾燥させる
とにかく混ざればOK!
感想
本当に作るのは簡単、お肌の状態に合わせて基材を選べるので、使うのが楽しみにまります。100gでは小さい石けんが3個出来たので、全て1/3の分量で少しずつ作るのも良いかもしれません。
実際に使ってみると、泡立ちは悪くなく“普通の石けん並み”といった印象です。全身に使っても石けんのなくなりが早いといったこともありません。
1つ改善としては、使い始めに石鹸の中で乾燥したローズマリーの葉に硬い部分があり、泡立てる際に少し違和感を感じます。痛くはありませんが、引っ掻いている感じがしました。
使用を続けていると柔らかくなりましたが、次回は1度煮出すか、細かく刻もうと思います。
洗顔
洗顔として使用すると、洗い上がりはお肌がしっとりと落ち着き、時間が経っても乾燥しませんでした(スキンケア無し)!
このところ、肌がザラついていたり、口周りや頬が乾燥して粉を吹いていたのですが、石鹸で改善されて驚きました。
動画で見る
Youtubeに動画で作り方を配信しているので、ぜひご覧ください。
身体にも地球にも優しい石鹸で最高のセルフケアをしてみましょう!