【ゼラニウム】ホルモンバランスを整える精油|効果効能と使い方

基本情報

名前 Geranium
学名 Pelargonium glaveolens
(ペラルゴニウム グラヴィオレンス)
和名 ニオイテンジクアオイ
別名 ローズゼラニウム
科名 フウロソウ科
原産国 南フランス原産
エジプト、ロシア、日本、中米、スペイン、イタリア、フランスで栽培
オイル生産はエジプト、ロシア、中国、レユニオン島、
抽出部位 葉、茎、花
抽出法 水蒸気蒸留
モロッコではアブソリュートとコンクリートも
特徴 無色の液体
レユニオン産は緑がかったオリーブ色の液体(香水に好まれる)
香りタイプ フローラル(花系)
香り 重厚感のある甘い香り
ノート ミドルノート
香りの強さ
成分 シトロネロール,ゲラニオール,リナロール,イソメントン,メントン,フェランドン,サビネン,リモネン
リナロールはコルシカ産とチャカ産に含まれている

植物の歴史

コウノトリのクチバシに似ているとされ、ギリシャ語の「コウノトリ(pelargo)」から由来しています。南アフリカでは下痢止めに使われたこともあり、古くから薬やハーブとして使われてきました。

植物の特徴

フウロソウ科テンジクアオイ属の植物でおよそ230種類もあります。5枚の花弁があり、赤、ピンク、紫、オレンジ、白など様々な色の花が咲きます。バラのような匂いがするため、「ローズゼラニウム」の別名があります。

効果効能

心への作用

緊張やストレス症状を和らげ、気持ちを明るく盛り上げてくれます。特に出産前後や月経前、更年期などの気持ちが不安定な時に心身に作用してくれます。

体への作用

基本作用 抗炎症、抗菌、消毒、強壮、消臭、鎮静、刺激、虫除け
循環器系 静脈瘤、乳房の鬱血、むくみ、浮腫、循環不全、止血
筋肉系
関節系  
消化器系 下痢、虫下し
呼吸器系 のどの痛み、扁桃炎
免疫系  
泌尿器系 月経前症候群(PMS)、更年期障害、ホルモンバランス、副腎皮質の症状、副腎皮質刺激
神経系 緊張、ストレス症状、神経痛、鬱
鎮静と刺激の両方があるため、リラックスとリフレッシュの違った効果が現れることがある。

肌への作用

肌タイプ 乾燥肌、脂性肌、壮年肌、艶のない肌
スキンケア ニキビ、収斂(毛穴の開きなど)、皮脂バランス、毛細血管の決壊、皮膚の弾力回復、シミ、シワ、くすみ、ゴワつき、肌代謝
シラミ 
症状 止痒、内出血、火傷、切り傷、皮膚炎、湿疹、白癬、潰瘍、傷、瘢痕形成、妊娠線、口唇ヘルペス

注意点

  • 敏感肌にレユニオン産のオイルを使うと接触性皮膚炎を起こす可能性も

オススメの使用方法

【スキンケア】
肌を柔らかくし、潤いを与えてくれるので、シワやシミ、妊娠線の予防など美肌効果がある
【アロマバス】
循環不全を改善し、むくみなどに良い
【トリートメント】
ホルモンバランスをPMSや更年期障害をやわらげる
【虫除けスプレー】

相性の良い精油

シトラス ベルガモット
グレープフルーツ

オレンジスィート
メリッサ
レモン
フローラル ラベンダー
ネロリ
ジャスミン
ローズ
カモミールローマン
スパイシー ブラックペッパー
クローブ
カルダモン
ウッディー シダーウッドアトラス
ジュニパーベリー
ローズウッド
サイプレス
ハーバル クラリセージ
ペパーミント
ローズマリー
アーシー サンダルウッド
パチュリ
バルサミック フランキンセンス