基本情報
名前 | Evening primrose |
学名 | Oenothera biennis |
科名 | アカバナ科 |
原産国 | アメリカ、イギリス |
抽出部位 | オオマツ宵草(月見草)の種子 |
抽出法 | 低温圧搾法 |
特徴 | 淡黄色で、粘性はあるが伸びが良い |
香り | 独特のほのかに甘い香り |
浸透力 | 普通 |
酸化 | 酸化しやすい |
植物の歴史
日本いは江戸時代に観賞用としてメキシコから渡来しました。
植物の特徴
アカバナ科マツヨイグサ属の二年草または多年草植物です。生命力が強くどんな環境でも繁殖します。6−9月ごろが花期で、夕方の咲き始めは白く、翌朝のしぼむ頃には薄いピンクに変色するのが特徴です。
成分
不飽和脂肪酸 | リノール酸 60−70% γリノレン酸 10% αリノレン酸 0.2% エイコセン酸 0.2% |
飽和脂肪酸 | パルミチン酸 6.5% ステアリン酸 1.3% アラキン酸 0.3% |
植物に多く含まれるのはとても珍しいことです。
効果効能
作用
■免疫力を高める
γリノレン酸は植物では珍しく、新陳代謝を活発にして免疫力を高め、アトピー性皮膚炎やアレルギー反応を鎮めてくれます。
■抗炎症作用
アレルギーや過敏症により生じる皮膚の炎症、痒み、鱗状のひび割れ。関節やリウマチなどの症状の緩和や、がんや糖尿病へのケアにも使われています。
■アンチエイジング
γリノレン酸が肌細胞の再生を促し保持してくれるので、ひび割れを滑らかにし、シワの予防に効果的です。
■女性ホルモンの調節
γリノレン酸が女性ホルモンを整えてくれるので、月経前緊張症(PMS)、月経痛、乳房の痛み、更年期障害に効果的です。
■保湿効果
リノール酸を多く含み、肌の潤いと栄養分をもたらすエモリエント効果があるため、美肌のオイルとして使われます。
肌タイプ
乾燥肌 | ◎ |
敏感肌 | △ |
脂性肌 | △ |
壮年肌 | ◎ |
アレルギー | ○ |
注意点
γ-リノレン酸は光、熱、湿気、酸素によって急速に酸化して劣化してしまうため、冷暗所保存で1ヶ月ほどで使い切るようにしましょう。
また、酸化防止剤の役割をするウィートジャムやココナッツを10%程ブレンドしておくと長持ちします。
相性の良いオイル
グレープシード、スィートアーモンド、ココナッツ、ホホバ、アプリコットカーネル、マカダミアナッツ
他のオイルに10−20%の割合でブレンドしましょう。
オススメ使用法
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