【ブラックペッパー】冷え性や血行不良に効果的な精油|効果効能と使い方

基本情報

名前 Black pepper(ブラックペッパー)
学名 Piper nigrum
(ピペル ニグルム)
和名 コショウ
科名 コショウ科
原産地 インド、マダガスカル、スリランカ、アンドネシア、マレーシア、中国
乾燥した果実を輸入してヨーロッパやアメリカでも生産されている。
抽出部位 果実を乾燥したもの
抽出方法 砕いてから水蒸気蒸留法
溶剤抽出によってオレオレジンも得られ、フレーバーとして使われる
特徴 水っぽい白色または淡いオリーブ色のゆるい液体
香りタイプ スパイシー(スパイス系)
香り コショウの匂い。爽やかでドライで木質、かつ温かくスパイシーで非常に鋭い香り。
ノート トップ/ミドルノート
香りの強さ
成分 リモネン(10-30%)
β-カリオフィレン(20-40%)
β-ピネン(5-20%)
α-ピネン(3-20%)
ツジョン,カンフェン,サビネン,カレン,ミルセン,リモネン,フェランドレン,酸化化合物
ピネン:強壮作用、カレン:咳を鎮める
セスモノテルペン中のβカリオフィレン:消化液の分泌促進で消化器系に良い

植物の歴史

古くから、スパイスや体を温めるものとして親しまれてきました。インドでは4000年以上も昔からアーユルヴェーダの治療で使われてきました。ピペリンによる抗菌・防腐・防虫作用で中世から料理に欠かすことができないものとなりました。

植物の特徴

コショウ科コショウ属のつる性植物です。8mくらいの高さの木からつる茎を支柱に巻き付け成長します。1本のつるからおよそ2kgの乾燥した果実が栽培されます。

効果効能

心への作用

冷淡になった心を温め、情熱を取り戻してくれ、活力を与えてくれます。リフレッシュに良いです。

体への作用

基本作用 鎮痛、抗菌、消毒、殺菌、鎮痙
循環器系 貧血、循環不全、血行促進、冷え性、発汗代謝UP、強壮、抗肥満
筋肉系 筋肉痛、筋肉の不調(アトニー)、コリ
関節系 関節炎、捻挫、リウマチ
消化器系 疝痛、便秘、下痢、駆風、胸焼け、食欲不振、吐き気、食欲増進、緩下、健胃、消化促進
呼吸器系 粘膜の症状
免疫系 風邪、インフルエンザ、感染症、ウイルス、解熱、悪寒
泌尿器系 利尿
神経系 神経痛、催淫

肌への作用

肌タイプ  
スキンケア  
 
症状 霜焼け

注意点

  • 発赤作用があるため、濃度が高いと刺激性がある
  • 熱い地域生産のものは皮膚に刺激を与える
  • 肝臓病
  • 妊娠初期

オススメの使用方法

体を温めて血行を良くし、代謝を促すのでダイエットの補助として

【温湿布】
腹部に温湿布をすることで、消化を促し食欲不振を緩和

相性の良い精油

シトラス グレープフルーツ
レモン

ベルガモット
フローラル ローズ
ゼラニウム
ラベンダー
イランイラン
スパイシー  
ウッディー サイプレス
ユーカリ
ハーバル バジル
ローズマリー
アーシー パチュリ
バルサミック フランキンセンス

オススメオイル