【ベルガモット】食欲増進、リフレッシュできる精油|効果効能と使い方

基本情報

名前 Bergamot
学名 Citrus bergamia
(キトルス ベルガミア)
和名  
科名 ミカン科
原産国 アジアの熱帯地方原産
南イタリアのカラブリア、コートジボワール
抽出部位 果皮
抽出方 圧搾法
(真空蒸留か溶剤抽出するとベルガプテンを含まない蒸留オイルが生成される)
特徴 淡い緑がかった液体
熟成すると茶色を帯びたオリーブ色に
香りタイプ シトラス(柑橘系)
香り 甘くフルーティー、かつ少しスパイシーな芳香が混じったアンダートーンがある
ノート トップノート
香りの強さ 弱〜中
成分 圧搾した場合は300種以上の化合物が含まれる
酢酸リナリル(30-60%)
リナロール(11-22%)
フロクマリン(0.30-0.39%)
リモネン20-40%:リラックス効果高い
酢酸リナリル30-60%:少量で使うと強壮作用

植物の歴史

トルコ語の「梨の王」の意味に由来すると言われています。17世紀頃からイタリアで盛んに栽培され、ベルガモットの精油を使った「オーデコロン」はナポレオンも愛したと言われています。

植物の特徴

ミカン科ミカン属の常緑高木樹です。樹高は2−5m程で、夏に芳香のある白い花を咲かせます。果実は少しボコボコしており緑色〜橙色に変わって行きます。マンダリンオレンジ×ブンタン×シトロンの交雑種です。果実自体は苦味が強いので、食用や果汁飲料には適さず、香料や紅茶のアールグレイの香り付として有名です。
シソ科に同名のベルガモット(Monarda didyma)というハーブがありますが、似た香りを持つため同じ名前がつけられました。

効果効能

心への作用

鬱や不安、ストレス症状の場合、リフレッシュ効果で気分が高揚します。また、怒りや焦りを鎮めて安眠を促してくれます。

体への作用

基本作用 抗菌、消毒、寄生虫殺虫、刺激、強壮
循環器系 血圧降下、静脈瘤
筋肉系 鎮痙
関節系  
消化器系 食欲不振、消化促進、駆風、緩下、健胃、胃炎(ストレス)、下痢、便秘、過食
呼吸器系 扁桃炎、口臭
免疫系 風邪、熱、インフルエンザ、感染症
泌尿器系 膀胱炎、おりもの、痒み、カンジダ症、利尿
神経系 鬱、不安、ストレス症状(→高揚)、不眠症、鎮痙

肌への作用

肌タイプ 脂性肌
スキンケア ニキビ、吹き出物
頭皮のベタつき
症状 湿疹、単純疱疹、白斑、傷、乾癬、発赤、虫刺され、虫除け、体臭

注意点

  • 低血圧
  • 柑橘系はすぐに酸化するので長期保存が出来ない(6ヶ月程)
  • フロクマリンやベルガプテンが含まれるものは使用後、日光や紫外線を避ける(6時間程)

オススメの使用方法

脂性肌に良く、湿疹やニキビの炎症を鎮める
消化を助け食欲を増進、静脈瘤の改善に
気持ちを落ち着かせ、不眠症に効果的

相性の良い精油

シトラス レモン
オレンジスィート
レモングラス
グレープフルーツ
フローラル ラベンダー
ゼラニウム
カモミールローマン
カモミールジャーマン
ジャスミン
イランイラン
ローズ
ネロリ
スパイシー ブラックペッパー
ウッディー サイプレス
ジュニパー
シダーウッド
ハーバル クラリセージ
マジョラム
ユーカリ
ローズマリー
ペパーミント
アーシー パチュリ
バルサミック ベンゾイン