【ミルラ】呼吸器の炎症、免疫を高める精油|効果効能と使い方

基本情報

名前 Myrhh
学名 Commiphora myrrha
(コンミフォラ ミルラ)
和名 没薬(もつやく)
科名 カンラン科
原産国 アフリカ北東部、アジア南西部原産
エチオピア、ソマリア、イエメン
抽出部位 樹脂
抽出法 1.溶剤抽出でレジノイド
2.水蒸気蒸留法
特徴 1.レジノイドは濃い赤茶色の粘質
 室温では柔らかくないので、フタル酸ジエチルなどを加えることがある
2.エッセンシャルオイルは淡黄色や琥珀色の脂っぽい液体
香りタイプ バルサミック(樹脂系)
香り 1.温かく豊かでスパイシーなバルサム調
2.温かく甘いバルサム調に少しのスパイスの香り、薬品臭いがある
甘苦く、芳醇な香りは麝香(じゃこう)を思わせる
ノート ベースノート
香りの強さ 中〜強
成分 リンデステレン(20-40%)
クルゼレン(15-25%)
β-エレメン、α-コパエン

植物の歴史

古代エジプトでは香として用いられており、イエス・キリストが誕生したときに捧げられたものの1つとされています。
ミルラは防腐剤としてミイラ作りに使われていたため、ミイラの語源はミルラといわれてます。

植物の特徴

カンラン科コンミフォラ属の樹木で乾燥した高地に自生します。植物性のゴム樹脂です。

効果効能

心への作用

気持ちを落ち着かせ、やる気を引き出してくれます。鎮静作用と活性・強壮作用があるため、不安やストレスを解消し、気持ちを前向きにしてくれます。

体への作用

基本作用 殺菌殺真菌、抗炎症、抗菌、消毒、鎮痛、活性、強壮、鎮静
循環器系  
筋肉系  
関節系  
消化器系 下痢、消化不良、駆風、食欲不振、健胃
呼吸器系 粘膜症状、咳、喘息、気管支炎、咽頭炎、去痰、肺刺激
免疫系 風邪 
泌尿器系 無月経、月経促進、おりもの、痒み、カンジダ症、子宮強壮
神経系  

肌への作用

肌タイプ 乾燥肌、壮年肌
スキンケア シワ、抗酸化、肌代謝
 
症状 傷(特にジュクジュク系)、湿疹、カンジダ、瘢痕形成、床ずれ、あかぎれ、ひび、水虫(白癬)、虫刺され、痒み、口内炎、歯肉炎、歯槽膿漏

注意点

  • 妊娠中
  • 授乳中
  • 着火点が低いため発火に注意

オススメの使用方法

抗酸化作用によって肌の老化を防ぐ
下痢や消化器系の症状に効果的で、免疫力を高めて風邪を改善
粘膜症状、呼吸器系の痛みや炎症を和らげる

相性の良い精油

シトラス ベルガモット
プチグレン
フローラル ラベンダー
ローズ
スパイシー クローブ
ウッディー  
ハーバル  
アーシー パチュリ
バルサミック フランキンセンス
ベンゾイン