【レモングラス】消化不良や胃腸炎に良い精油|効果効能と使い方

基本情報

名前 Lemongrass
学名 Cymbopogon citratus
(キンボポゴン キトラトゥス)
和名 檸檬茅
科名 イネ科
原産国 アジア原産
1.ウエストインディアンレモングラス(C.citratus)
 スリランカ原産でインド諸島、アフリカ、アジア
 オイルの産地はグラテアマ、インド
2.イーストインディアンレモングラス(C.flexuosus)
 インド原産で現在は西インド
抽出部位
抽出法 水蒸気蒸留法
特徴 1.淡黄色、琥珀色または赤茶色の液体
2.黄色、または琥珀色の液体
香りタイプ シトラス(柑橘系)
香り 1.爽やかな草とシトラス系の香りと、土の匂いのアンダートーンがある
2.爽やかな草とレモンの混じった香り
ノート トップノート
香りの強さ
成分 1.シトラール(65%-85%)
 ミルセン(12-25%)
 ジテンペン、メチルヘプテノン、リナロール、ゲラニオール、ネラール、シトロネロール、ファルネソール
2.シトラール(85%)
 ゲラニオール、メチルオイゲノール、ボルネオール、ジテンペン
ネラール+ゲラニアール=シトラール(2つが一緒になったもの)で抗ヒスタミン、抗菌、抗真菌作用があります
レモン系のシトラールはアルデヒドが入っていて毒性があります(毒性を和らげるのにリモネン)

植物の歴史

インドでは「チューマナ・ブールー」という名で古くからアーユルヴェーダに用いられ、伝染病や鎮痛剤などとして親しまれてきました。また、アジアやカリブではハーブとして料理やお茶などに使われています。

植物の特徴

イネ科オガルカヤ属の多年草で、1m程の細長い葉をたくさんつけます。現在オガルカヤ属は50以上の種類があり、近縁種と区別するために、精油では本種をウエストインディアンレモングラスと呼ぶことがあります。

効果効能

心への作用

緊張感や不安感、ストレスを解消し心を癒してれます。また、強壮作用で活力を与えてくれ、リフレッシュに効果的なので集中力を高めてくれます。

体への作用

基本作用 消毒、殺菌、殺真菌、殺虫、鎮痛、強壮、消臭、防虫
循環器系 循環不全
筋肉系 筋肉痛、筋肉の正常化、組織のたるみ
関節系  
消化器系 消化不良、胃腸炎、駆風、大腸炎
呼吸器系  
免疫系 、感染症、解熱 
泌尿器系  
神経系 頭痛、抗うつ、神経疲労、ストレス症状、神経鎮静、催乳

肌への作用

肌タイプ 脂性肌
スキンケア ニキビ、収斂(毛穴の広がり)、皮脂バランス、肌代謝、たるみ
シラミ寄生症 
症状 脂漏性皮膚炎、皮膚炎、菌による皮膚炎、壊血症、組織の正常化、水虫、虫除け(ノミ、シラミ、マダニ)、多汗症

注意点

  • 人によって皮膚刺激あり
  • 人によって感作作用(アレルギー)を起こす可能性
  • 妊娠中
  • 緑内障

オススメの使用方法

殺菌、収斂作用でニキビや毛穴の広がりに効果的
循環不全や組織のたるみに有効なので、リンパの循環を促し、セルライトにもオススメ

【温湿布】
消化不良などによる胃腸の調子を改善してくれ、解熱の効果もあります

相性の良い精油

シトラス  
フローラル ラベンダー
ゼラニウム
ネロリ
ジャスミン
パルマローザ
スパイシー ブラックペッパー
ジンジャー
コリアンダー
ウッディー シダーウッドアトラス
ティーツリー
ジュニパーベリー
ユーカリ
ニアウリ
ハーバル ローズマリー
マジョラム
ヤロウ
バジル
アーシー パチュリ
バルサミック  

レモンよりレモンの香りが長続きします。
好き嫌いが分かれますが、ローズマリーと合わせると受け入れやすい香りになります。