【ベンゾイン】気管支系トラブルや多幸感getの精油|効果効能と使い方

基本情報

名前 Benzoin
学名 Styrax benzoin
(スティラックス ベンゾイン)
和名 安息香
科名 エゴノキ科
原産地 インド、トルコ、インドネシア、アジアの亜熱帯地方
スマトラベンゾイン:スマトラ、ジャワ、マレーシア
シャムベンゾイン:ラオス、ベトナム、カンボジア、中国、タイ
抽出部位 樹脂
抽出法 溶剤抽出
主にエチルグリコールなどの溶剤に溶かしたもの。アブソリュートも少量ながら生産されている。
本来の天然のベンゾインは木から直接採取され、ベンゼン、アルコールなどの溶剤で生のベンゾインを抽出すると、レジノイドやアブソリュートレジノイドができル。
特徴 オレンジがかった茶色の粘り気を帯びた塊。
スマトラ産の天然のベンゾインは脆い灰茶色の塊で、赤みを帯びた筋が走り、エゴノキの香りがする。品質には等級があり、一般的にアーモンドと言われるものが良質とされる。
タイ産のベンゾインは小石ないしは涙型のオレンジがかった茶色の塊で、甘いバニラに似た芳香があります。スマトラ産に比べて香りは洗練される。ベンゾインのレジノイドはタイ産、スマトラ産の両者から取れる。両者を混ぜて作る場合もある。
香りタイプ バルサミック(樹脂系)
香り バニラを思わせる甘い香り。芳醇で甘い。
ノート ベースノート
香りの強さ 中〜強
成分 スマトラ産:桂皮酸コニフェリル(70-80%),スマレシノル酸,ベンゾイン酸,桂皮酸,スチレン,バニリン,ベンズアルデヒド
タイ酸:ベンゾイン酸塩コニフェリル(65-75%),ベンゾイン酸,バニリン,シアレシノル酸,桂皮酸ベンゾエート
エチルグリコール=モノプロピレングリコール(MPG)高価なアルコール

植物の歴史

ベンゾインは古代文明の頃から宗教儀式などに薫香として使われていました。中世からは香料として使われ、また1664年からロンドンでペストが流行した際には、他の芳香植物とともに燻蒸消毒として用いられていました。

植物の特徴

エゴノキ科エゴノキ属の20mまで成長する樹木です。植樹して7年程経つと樹液を抽出することができます。樹液は空気に触れると固まります。

効果効能

心への作用

多幸感を及ぼし、自己と世の中の事象との隔たりを優しく埋めてくれます。不安や孤独感を和らげ、安らぎを与えてくれます。

体への作用

基本作用 消毒、抗炎症、酸化防止
循環器系 循環不全、強心、止血、温熱
筋肉系  
関節系 関節痛、痛風
消化器系 駆風
呼吸器系 気管支炎去痰、喘息、疝痛、喉頭炎
免疫系 インフルエンザ、悪寒
泌尿器系 利尿
神経系 緊張、ストレス症状

肌への作用

肌タイプ 乾燥肌、壮年肌
スキンケア ニキビ、肌荒れ、抗酸化
 
症状 切り傷、あかぎれ、ひび割れ、手荒れ、痒みや炎症、瘢痕形成

注意点

  • ベンゾイン化合物のチンキはベンゾインの他アロエ、ストラックス、トゥルーバルサムなどが含まれ、ある程度の毒性があり、皮膚炎を起こす可能性がある。
  • 妊娠初期

オススメの使用法

肌を艶やかにしてくれエイジングケアに効果的
咳や気管支の痛みや炎症の緩和に

【オイルで塗り薬に】
切り傷、荒れ性の肌、痒みや炎症の緩和

相性の良い精油

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マンダリン
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