【カモミールローマン】自律神経を整えて安眠を促す精油|効果効能と使い方

基本情報

名前 Chamomile Roman
学名 Chamaemelum nobile
(カマエメルム ノビレ)
和名 ローマカミツレ
科名 キク科
原産地 フランス、イギリス、ベルギー、ハンガリー、イタリア、アメリカ
ヨーロッパ西部および南部原産で北米に気化し自生
抽出部位 開花中の頭花
抽出法 水蒸気蒸留法
特徴 淡青色の液体(時間が経つと黄色に変色する)
香りタイプ フローラル(花系)
香り 甘酸っぱさにハーブの青臭さがプラスされたコクのあるフルーティーな香り
カモミールジャーマンより香りが強い
ノート ミドルノート
香りの強さ 中〜強
成分 アンゲリック酸およびチグリ酸エステル(85%),ピネン,ファルネソール,ネロリドール,カマズレン,ピナカルボン,シネオール
エステル類:鎮静作用が高い

植物の歴史

ギリシャで初めて医者が薬として使ったもので、生命力の強い多年草なので「植物のお医者さん」とも呼ばれています。
古代エジプトでは太陽神へ捧げられ、穏やかで薬効のあるハーブとして親しまれてきました。カモミールはギリシャ語で「地上のリンゴ」という意味があります。
また「逆境におけるエネルギー」という花言葉があります。

植物の特徴

キク科カマエメルム属の多年草でジャーマンカモミールと分類上の属は異なります。毎年6~7月小さな花を咲かせ、茎は地面を這うように伸びていきます。花の中心の黄色の部分に薬効が凝縮されていますが、りんごのような匂いは葉からします。

効果効能

心への作用

悩みを抱えて沈んだ気持ちを励ます。安眠をもたらすリラックスの精油としても人気で、不安・緊張・興奮などのネガティブな感情を抑え、心地良い眠りに誘ってくれます。

体への作用

基本作用 鎮痛鎮静、抗炎症、消毒、殺菌、歯痛、歯の生え替わりの痛み、抗糖化作用(アンチエイジング)
循環器系 貧血、発汗、冷え性、高血圧
筋肉系 筋肉痛、鎮痙
関節系 関節痛、リウマチ、捻挫
消化器系 消化不良、疝痛、吐き気、脾炎、胆のう炎、胃炎、駆風、健胃、利肝、胆汁分泌、虫下し
呼吸器系  
免疫系 解熱
泌尿器系 月経困難症、月経不順、生理痛、更年期障害、月経過多、通経
神経系 頭痛、眼精疲労、不眠症、緊張、ストレス症状、パニック障害、神経鎮静(特に中枢神経)、自律神経失調症、神経痛睡眠障害、耳痛、歯痛
作用が穏やかなので、子供の寝つきの悪さにも使えます。

肌への作用

肌タイプ 乾燥肌、敏感肌
スキンケア ニキビ、吹き出物、ゴワつき、肌代謝、シミ、そばかす、くすみ
ダメージヘア
症状 湿疹、皮膚炎、火傷、霜焼け、虫刺され

注意点

  • 人によっては皮膚刺激がある
  • キク科アレルギーの人(ブタクサ、ヨモギも)
  • 妊娠初期

オススメの使用方法

敏感肌にも良く、優しく炎症を緩和
自律神経を整え、心地よい眠りを促す

【クリーム】
虫除けや虫刺されに効くクリーム。火傷や霜焼けにも。
【ヘアパック・オイル】
ダメージヘア効果的です。

相性の良い精油

シトラス ベルガモット
メリッサ
マンダリン
グレープフルーツ
フローラル ジャスミン
ラベンダー
ローズ

イランイラン
ネロリ
カモミールジャーマン
スパイシー  
ウッディー サイプレス
シダーウッドアトラス
ハーバル クラリセージ
マジョラム
アーシー パチュリ
バルサミック  

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